歯周病の原因

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本当は怖い歯の病気

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歯周病の原因

歯周病の原因、それは口の中の細菌です。では歯周病菌とは何なのでしょうか?
口の中には300〜500種類の細菌が住みついています。その中で歯周病を起こすような細菌は限られています。
一口に歯周病菌といってもそれは一つの細菌ではありません。歯周病菌は何種類もあるのです。これらの細菌は嫌気性菌と言われ空気との接触を嫌う菌です。口の中が不潔の状態になると歯の周りにこれらの細菌が集まり、細菌の巣を作ります。この細菌の巣をプラークと言います。
歯周病菌は歯の周りでしか生存できません。だから歯の周りに縄張りを作りたがります。そして束になって数を増やそうとします。

歯周病菌は細胞膜そのものに毒を持っています。その毒素を内毒素といいます。
歯周ポケットに住みついている細菌は全部、内毒素という毒素を持っています。この毒素は歯周病菌が構成されている成分、そのものなのです。菌体が死んでしまおうが壊れてしまおうが、その内毒素の毒性は変わることはないのです。むしろ細菌が壊れてしまっても内毒素は小さくなってさらに歯周ポケットの中から私達の体の中に入り込みやすくなってしまうわけです。そしてその内毒素は熱を上げる、骨を溶かす、さらに私達の体の免疫を介していろいろな障害に関わってきます。

日本人は、歯周病の患者さんが多いと言われています。
平成17年度歯科疾患実態調査の結果から見ますと、全体から見ますと7割の人が罹患していますが、35歳から64歳未満の年齢層では8割の人が罹患しています。
歯周病は、歯が抜ける最大の原因ですが全身に発展する可能性があります。この歯周病は体のイエローカードと言われています。

抜歯の主原因

抜歯の原因では歯周病とう蝕(むし歯)によるものが大多数を占めています。抜歯原因の第一位が歯周病であり、成人の多くが歯周病によって大切な歯を失っているのです。

どうして歯周病にかかってしまうのか?

歯周病の3つの因子

歯周病の発症環境